福岡市早良区在住の女性のお客様でアリストの左前をぶつけられて入庫いただきました。
実家に帰った際に車庫に駐車しようとして左側を擦ってしまったとのことです。
ヘコミ箇所の塗膜をサンダーでおおまかに剥離した後サンドペーパーの番手
を徐々にあげ損傷個所全体の塗膜を完全に剥離しつつスリ傷を適度に磨き落とします。
その後塗装する範囲全体を空気を吹き付け、脱脂して足付け剤でみがきます。パテを薄く塗り赤外線で乾燥させた後サンドペーパーで磨きだし均一の表面にしたところです。パテは厚く塗りすぎると割れが出たりちぢみが出たりしますので厚くなりすぎないように注意して成形していきます。
プライマー（下地塗料）ののちサフェーサー（下塗りと中塗りを兼ねた塗料）を塗ります。
乾燥後は細かいサンドペーパーを当て、さらに塗料のハジキを防ぐため脱脂をおこないます。
同じ色に調色した上塗り塗料を下地塗料の透けがなくなるまで塗布します。
さらにパールベースを塗布してその上にクリアを塗布します。
車の色には大きくわけて、ソリッド・メタリック・パール等の種類があります。
ソリッドとは、キラキラした素材が全く入っていない色。簡単に言うと、絵の具のような単純な白や黒といった単色です。
メタリックとは、ソリッドカラーに銀色のアルミ素材が入っているキラキラしたような色。
パールとは、石の雲母（マイカ）の微細な粒が入った色になります。
パールホワイトは真珠のような感じで３層にわたって塗られていますのでその分手間がかかり値段も高くなります。
きれいなパールホワイトに仕上がりました。
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